税務調査①

会計のセミナーでいつもお話させていただいている事の一つに税務調査開始の日時の決定です。

国税庁ホームページには「調査手続の実施に当たっての基本的な考え方等について(事務運営指針)」が掲載されています。

先ず事前通知がなされます。以前は前触れもなく税務署員がお寺を訪ね「ご指導に参りました。」などと言って、上り込み調査を始めるといったことがあったものです。
しかし今は事前通告をしなければならなくなりました(いまだに相手が知らないのをいいことに事前通告をせずに調査に来る税務感がいますが)。

ホームページでは「事前通知に先立って、納税義務者(お寺)及び税務代理人(税理士等)の都合を聴取し、必要に応じて調査日程を調整の上、事前通知すべき調査開始日時決定することに留意する。」とあります。

お寺の行事、ご住職や会計担当者のご都合等を勘案の上、日時をお決めになられて良いのです。税務署の提案の日時に合わせる必要のないことをご存知ではない方も多いようです。

私どもにある税務調査のご相談は、私のセミナー参加者かそのお知合いの方がほとんどで開口一番「日時の返答はしていませんが、どうすれば良いですか?」とか「日延べはしましたが、次は何を?」といったように調査日時の変更ができるのは覚えておらえるようです。

調査を受けるまでにしなければならないことは沢山あります。 最低、心の準備する時間は必要ですね。

国税庁ホームページ