労働災害保険とは

仕事が原因で、または通勤中に病気やケガになってしまったときに適用できるのが労災保険(労働災害保険)です。

保険の対象は基本的には従業員となり、家を出て職場に行き、勤務し、帰宅するまでが補償の範囲となります。

1人でも従業員(パートやアルバイトなども含む)を雇った場合には事業主に加入義務があります。

保険事故が起きた時は、すべての労働者が請求できます。

保険料(掛け金)は全額事業主負担ですが、金額は安価です。

しかし経営者の同居の親族は加入できません。すなわち住職家族は加入できないということです。その為お寺ではあまり馴染みがないのかも知れません。

社会保険(厚生年金)に加入していない宗教法人はまだ多数あるように思いますが、この労働災害保険は社会保険(厚生年金)の加入の有無を問いません。

だからすべての宗教法人においても一人でも雇用した場合には、労災保険に加入しなければなりません。